『ザ・スーサイド・スクワッド』の監督を務めるジェームズ・ガンは、同作にはポストクレジットシーンが1つ以上あると予告している。
2016年に公開されたデヴィッド・エアー監督の『スーサイド・スクワッド』は、多くのDCのヴィランたちをスクリーンに集結させる作品だったが、一部の批評家や観客から非難される出来栄えとなった。
配給元のワーナー・ブラザースは、このフランチャイズを復活させるためにジェームズ・ガンを雇い、ソフトリブート版となる『ザ・スーサイド・スクワッド』の企画をスタート。同作はR指定だが、予告編の再生回数は好調で、本編公開に向けて期待が高まっている。ジェームズ・ガン監督は、同作がワーナー・ブラザースからの過度な干渉を受けずに、最初から最後まで自由に作った作品であると強調していた。
『ザ・スーサイド・スクワッド』には、ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、アマンダ・ウォーラー(ヴィオラ・デイヴィス)、リック・フラッグ(ジョエル・キナマン)など、1作目に登場した一部のキャラクターが再登場を果たす。
そのほか同作には、ピースメーカー(ジョン・シナ)、キングシャーク(シルベスター・スタローン)など、ジェームズ・ガン監督の好みに合った新しい顔ぶれが多数登場する。
現在までに詳細なあらすじは伏せられており、「1970年代の戦争映画」と言われていること、ザ・スーサイド・スクワッドのチームがコルト・マルタ島で危険なミッションに乗り出すことなど、断片的な情報しか明かされていない。
しかしその中で、ほかのDC作品と同じように、同作には、複数のポストクレジット・シーンが用意されている可能性がほのめかされている。
『ザ・スーサイド・スクワッド』のファンアートをソーシャルメディアで公開した後、ジェームズ・ガン監督は、その投稿に寄せられたファンからの質問に返信を行った。
ファンからの質問のひとつは「ポストクレジット・シーンはあるのか?」という直球な内容。これに対し、ジェームズ・ガン監督は「"A"?」とツイートした。
“A”?
— James Gunn (@JamesGunn) 2021年5月6日
シンプルな返答ながらも、ジェームズ・ガン監督が複数のポストクレジット・シーンを用意しているのではないかと期待させるに十分なツイートだった。
現に、ジェームズ・ガン監督はMCU作品の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で、今後のストーリーを広げるため、そして、観客を楽しませるためのポストクレジット・シーンを5つも用意していた。
『ザ・スーサイド・スクワッド』も同様に複数のシーンが見られる可能性は高く、DC作品の他映画や、2022年1月にHBO Maxで放送される『ザ・スーサイド・スクワッド』のスピンオフシリーズ『ピースメーカー』に関する展開にもつながっていくのではないかと予測される。
ちなみに、今後の展開や続編への期待が膨らむが、『ザ・スーサイド・スクワッド』で多数登場するキャラクターたちは「最後まで生き残るか分からない」との噂も。ジェームズ・ガン監督によると、ワーナー・ブラザースから、同作のキャラクターを誰でも自由に始末してもいいと言われていたそうだ。
そのため、誰が生き残り、同作のポストクレジット・シーンに登場するのかが非常に気になるところ。2021年8月13日(金)の全国公開に向けて、本作への期待はますます高まっている。
特に、本作がIMDBで最も期待されているDCおよびMCU作品であることを考えると、ハードルは一層高いと言える。ポストクレジット・シーンから広がるであろうDC世界の今後を大いに楽しみたい。