2016年に逝去したキャリー・フィッシャーは、『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫役で知られ、全世界のファンから今もなお愛されている。複数の世代にわたって根強い人気を誇る一大シリーズの中で、最も象徴的なキャラクターを演じた彼女は役者をはじめとした多彩な魅力と才能を備えていた。
女優デビー・レイノルズと歌手エディ・フィッシャーの娘である彼女は、両親の背中を追ってエンターテインメントの世界に入ることが幼い頃から確実視されていた。だが決して親の七光りという立場ではなく、ウィットに富んだトークと陽気な性格で愛され、ノンフィクションと小説の執筆、舞台と演劇の制作といった多彩な才能を発揮。エンタメ業以外にも、メンタルヘルスや薬物中毒の問題を提唱するなど、社会問題に対しても真摯な姿勢で取り組んだ。2018年には、書籍「The Princess Diarist」のオーディオ・ブック版で死後グラミー賞を受賞した。
そしてこのたび、エンターテインメント界の著名人たちの名前が刻まれたプレートが並び、観光名所としても有名な「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」に彼女の名前が刻まれることになった。
キャリーのハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星獲得に関しては、2016年12月27日に彼女の訃報が流れた翌日、ファンの一人がハリウッドの殿堂入りの証である星形プレートに、彼女の名前と「フォースと共にあらんことを。HOPE(希望)」というメッセージを加えたという出来事もあった。
More than anything, people are shocked and a little pissed Carrie Fisher doesn't have an official Star already. pic.twitter.com/xYABNda0Q3
— Ryan Parker (@TheRyanParker) 2016年12月28日
それから5年越しに、キャリーが2022年のハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を獲得することが報じられた。この発表に対して、長年の友人であり、スクリーン上の兄であるマーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー役)はいち早く祝福。ツイッター上に彼女とのツーショット写真などを公開した。
I congratulate & salute all 38 new #HollywoodWalkOfFame honorees-Welcome to the neighborhood!
— Mark Hamill (@HamillHimself) 2021年6月19日
Much love & a very special 1-finger salute to the incomparable, hilarious & irreverent force of nature that was my space sis Carrie Fisher.❤️ Her star will blaze from here to eternity.🌠 pic.twitter.com/9qAg5UFFGf
新たに38名のハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム受賞者の皆様にお祝いと敬意を表します。
私の宇宙の妹、キャリー・フィッシャーの比類なき、陽気で不遜な自然の力(フォース)に、愛と特別な1本指の敬礼を捧げます。
なお、2022年の受賞者リストは、フランシス・フォード・コッポラ、マコーレー・カルキン、サルマ・ハエック、ヘレン・ハント、マイケル・B・ジョーダン、レジーナ・キング、アヴリル・ラヴィーンなど、豪華で多彩な顔ぶれとなっている。