今年40歳を迎え多彩なジャンルで活躍している俳優のイライジャ・ウッドは、米We Got This Coveredによると、ホラー映画の名作『エルム街の悪夢』と『チルドレン・オブ・ザ・コーン』のリブート版の制作に前向きな姿勢である報じられている。
四十路になっても若々しい外見を保っているイライジャは、『ロード・オブ・ザ・リング』の主人公フロド・バギンズ役で一躍ブレイク。2010年には映画製作会社SpectreVisionを設立し、さまざまなジャンルの作品づくりに関わってきた。
高評価を得ている西部劇×ヴァンパイアのハイブリッド映画『ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女』、ブラックコメディーホラー『The Greasy Strangler(原題)』、ニコラス・ケイジ主演の狂気の作品『カラー・アウト・オブ・スペース-遭遇-』などを制作したほか、数多の映画やテレビ番組に出演し、ビデオゲームのアーティスティック・ディレクターも務めてきた。
「これらの経歴を振り返ってみると、イライジャはホラージャンルに大きな関心を持っていることは明白だ。彼はぜひ手がけたい2つの作品を挙げている」
としており、それがエルム街の悪夢とチルドレン・オブ・ザ・コーンだというのだ。
併せて紹介されたイライジャのコメントは、次の通り。
私たちは、社内でエルム街の悪夢についてよく話し合ってきました。あの世界のコンセプトを再び探求することができたら、どれほど素晴らしいことか。私たちにとって大変魅力的なことです。
一方のチルドレン・オブ・ザ・コーンはあまり知られていない作品で、大々的にリブートされるべきものではありません。すでにリメイク版の作品も公開されていますが、私たちは今でも同作が大好きです。ただ単に映画を撮り直すのではなく、原作であるスティーブン・キングの小説をもとに一から作り直して、ショートストーリーを面白く仕上げることができたらいいなと思っています。
エルム街の悪夢の監督を務めたウェス・クレイヴン氏は2015年に逝去しているが、遺族は2年ほど前からシリーズの新作実現に向けて動いているといううわさが流れていた。まだプロジェクトの実現には至っていないが、ホラージャンルに関心の高いイライジャはこれまで多くの実績を作り、高い評価と信頼を築いてきた。そんな彼が、フレディ・クルーガーの恐怖を演習するというのは、十分にあり得る話だろう。
悪夢の再来が待たれる。